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Note 3       アマチュアアニメ制作に関するコーナー。
 ( knowhow )
TITLE: DPEの撮影技術講座:camera;film
[ BASENOTE with  102 Res ]
Date: 1992/03/03 00:39:00  Author: CUAL0007(DPE          )

 千葉大アニ研で使われてきた、撮影技術をDPEが紹介します。
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2:59:44 1992/08/02 [ 27 / 102 ] CUAL0007(DPE )
ストロボ  ZC1000であれば、ストロボ用のシンクロナイザーという付属品が入手で きれば同調は問題ないのですが。まず入手できない(^^;)  そこで、電通さんや千葉工大さんのようにシャッターを外部駆動にして、開放 になったときにストロボを発光する仕組みが必要と思います。(DPEは、手動 でやったけれど)  寿命ですがフィルム一巻撮影して、約3240ショットです。プロのカメラマ ンだったら1日でこれくらいのショットはするだろうし、もし寿命がきても1年 以内なら無料交換してくれるでしょう。アニメーションで使うのだから一番安い 小型のものでも直接原稿に当てれば絞りF8以上で撮れると思います。(DPE の考えでは「写るんです・フラッシュ」のストロボでもいいかなと思っている)  露出は・・・(DPEは、露出計持っているので困らない(^^;))持って ない場合は、やはり実験するのが一番でしょう。  ほんと、ストロボはびっくりカメラ価格で2千円くらいからあるし、一考の価 値はあるとDPEは考えています。ただストロボを同調させる手段があれば・・ ・  DPEより・・・

2:59:20 1992/08/02 [ 26 / 102 ] CUAL0007(DPE )
センサ  Onoginさんが使おうとしているのは、光学式のパルスジェネレータです ね。  スリットの隙間の幅で制度が決まってしまうけど、どれくらいの制度を考えて いますか? 通りすぎたときのフィードバック処理が大変そうな気がする。  DPEより・・・

2:59:08 1992/08/02 [ 25 / 102 ] CUAL0007(DPE )
トルク  DPEは、千葉大の撮影台をモーションコントロールにしたくて、いろいろ勉 強しているのだけど、実行が伴っていません。Onoginさんはがんばってい るようなので、もう知ってらっしゃるかも知れませんが・・・ Onogin>Vを下げると低速になりますから楽でいいが、馬力が足りん!  直流モータを回す方法で、トルクを下げずに低速回転にする方法としては、P WM(パルス幅変調)方式というのがあるそうです。これは電圧を下げるのでは なく、電圧は一定でパルス的に電流を与えてそのon/offのデューティ比を 変えることで直流モーターの速度をコントロールしようとするものだそうです。  「トラ技0riginal」の7号に載っていました。  正逆転の方法も結構細かく書いてあるのだけど、作るまで至っていないDPE です。あと、DPEはよりコンピュータで制御しやすいステッピングモータを使 ってみたいのだけど。  DPEより・・・

2:58:50 1992/08/02 [ 24 / 102 ] CUAL0007(DPE )
千葉大の絞りと透過光  千葉大の撮影台を使用しての撮影では、普通の撮影では絞りF4で、透過光等 は開放(F1.8)です。  透過光には一工夫あります。透過光独特のにじみを出すために、カットしたマ スクの上に乳白色のアクリル板を置いて撮影します。アクリル板の厚さでにじみ の具合がコントロールできます。  ナナショーでは、さらにアクリル板の上に影セルをのせて遠近間を表現したり しました。光り物は、撮影が唯一演出に顔出せる分野かな?  DPEより・・・

18:37:34 1992/08/01 [ 23 / 102 ] CUAL0007(DPE )
簡単なアニメーション  DPEがストロボで撮った、簡単なアニメーションは、絵ではなくてクロレッ ツのガムをブロック崩し風に動かしたものです。  ライテッングは余りよくないのだけどよかったら御貸ししますよ!  DPEより  Onoginさんには無断でこちらのノートに転載しました。  怒ったら御免ね(^^;)

18:33:04 1992/08/01 [ 22 / 102 ] CUAL0007(DPE )
ついでに 台自体はどうなっているのかというと、 断面は下のようになっています。左右対象なので左だけですが。 ↑ +---■----------------------------------- 8mm | || スライド台(合板) ↓ +---||----------------------------------- ↑ |~~■~~| 10mm || || ←スライドレール(SKW1-430mm) 2本で1960円(ハンズ) ↓ |_■_| ↑ +---||--+ | | +-||--+ ←コの字の断面のアルミ(30mmX30mmX100mmを90mmに切った) | | | ■ 1100円 30mm | | | | | ■ ■ナットなど | | +-||--+ ↓ +---||--+ ↑ +---||----------------------------------- | | || 下の台(合板) 18mm | || ↓ +---■----------------------------------- おのぎんZ (WAFLから転載、DPE)

18:32:42 1992/08/01 [ 21 / 102 ] CUAL0007(DPE )
モーションコントロール > 今度よーくおはなしを聞かせてください。DPEもモーションコントロール を >勉強したいよー 原理は簡単ですよね。 今、ネジ棒を使ったごく普通のコントロールをしようと実験しています。 ↑ ロロロロロロ[-+--------------+-]ロロロロロロ ←スライドレール(SWK1-430) | | | 250mm =[]=|======□======|==[]=@= ←ねじ棒, []ベアリング, @歯車 | | ↑アジャスタ| @-□ ←モータ ↓ ロロロロロロ[-+--------------+-]ロロロロロロ ↑台 ←-----------900mm------------→ (真上から見た図) さっそく試作機を作ったところ、ねじ棒は(M8,1000mm)が、運搬途中か 壁にたてかけていたときにかは分かりませんが、そってしまい、組み 立てたはいいが、回転しない(無理にやればまわるがねじ棒のそりに よって負荷がかかったりかからなかったりで手動ならともかく、電動 だと無理がある) で解決作、 1)長いねじ棒はゆがみやすい→短くして使う。 台が移動する範囲は左右合わせて300mmなので,ねじ棒を500mm に切って使う。 2)ねじ棒をあきらめる。 まったく別の駆動形式にする。モータを横にして歯車で直接 (あるいわ何枚か歯車を使って)動かす。 ↑ ロロロロロロ[-+--------------+-]ロロロロロロ ←スライドレール(SWK1-430) | |/L/L/L@L/L/L/| ←歯のついたレール ( /L/L/L/L ) 250mm | □ ←モータ | | | ↓ ロロロロロロ[-+--------------+-]ロロロロロロ ↑台 ←-----------900mm------------→ まず、1)をやってみようかと思います。 モータはマブチモータが簡単に、+−を変えると逆回転、Vを下げると 低速になりますから楽でいいが、馬力が足りん! TAMIYAのHI-POWER GEAR BOX を使うとかろうじて回るが高速で1秒1回 転くらいの速度になってしまうことと、うるさいことが問題点。 ハンズには他にシンクロモーターがうっている。シンクロモータは10秒 や60秒で正確に1回転してれるモータで、たとえばZCのズームレンズ を正確にZ.U.させたいときに使えると思うが、交流100Vであることと、 逆回転ができないので撮影台のスライドでは2台積むか複雑なギアーチ ェンジが必要となり、私はわけわかめになる。それに回転速度が変えら れないのでは、プログラムで制御していても、200mm移動するのに20秒 待ってなければならなかったりして無駄が多い。 一方、台の移動距離を計測する装置は、円に中心から30度くらいごとに スリットが入った円盤と、それを挟むように発光ダイオードと光センサ が着いているようなものが私のレコードプレーヤーの中に存在していて、 これと同じものを秋葉原でさがそうと思っています。 これは、回転数を調べるもので、スリットの穴がセンサーにさしかかる ごとに、0101010101となるものです。 コンピュータがこれをカウントしてどこまでいったかを把握するように すれば、正確に制御できます。万が一、目的位置を通り過ぎても自動的 に戻すようにできますから。 > ところで既にシャッターをコンピュータでやっているのであれば、ライティ ン >グをストロボにしてみてはどうでしょう。 う〜む、そんな方法があったのですか。しかし、ストロボの寿命とか、 露出はどのようにはかるのかとか問題も多いですね。 ~~~~これに関しては実験すればよいのですから問題は少ないですが。 今のコンピュータ制御は単なるリモート端子のON/OFFで電通大のように 直接クランクを操作する方法ではありません。だから、開放のままにす る事も逆転させることも、コンピュータでは制御できません。 「逆転モードにしてください!」とか表示させる方法しかないのです。 だから、必ずしもストロボとシャッターが同期するとは限りませんから 不可能ですな。 >させて、小さなアニメーションを作りました。絞りも絞れるし、発色も抜群で す ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 見てみたい(^^;) >。それになんて言っても、白熱球でないから涼しい。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 夢のようですね。 おのぎんZ (WAFLから転載、DPE)

16:57:38 1992/07/04 [ 20 / 102 ] CUAL0001(machan )
re;千葉大さんの絞り 500W spot * 4 にもかかわらず、なんかかなり低かった気が…… 色変換フィルタのせいもあるんでしょうけど。 絞りって4くらいでしたっけ? > DPEさん

15:47:18 1992/07/04 [ 19 / 102 ] AAA00019(Onogin )
セルへの写り込み WAFL では屋内電源が 500W SPOT 2灯でぎりぎりなので、ライトをかなり 近づけないとR25での撮影は無理です。今なんとかもっと光量を増やせな いかどうか考えているところです。 撮影台もカメラのコピー台か三脚だから上に書いてあるようなレンズフー ドもどきも設置するのは難しい。いっそうのことハンズで部品を買って きて撮影台を組み立てるかな。 ところで、千葉大さんのカメラの絞りはいくつですか。光量を増やして 絞りをできるだけ絞れればピントも合いやすくなるのでそれに挑戦して いるのですが、どうも、ブレーカーとの戦いになってしまって... おのぎんZ

0:16:56 1992/07/02 [ 18 / 102 ] AAA00018(bran )
re;写り込み うっ、光源との距離までは考えてませんでした。でも、撮影台がでかいので (千葉工と同じ)たぶん大丈夫でしょうね。固定用の腕木もあるし‥‥

1:23:32 1992/06/27 [ 17 / 102 ] CUAL0007(DPE )
写り込み対策  フレアの防止策としては、branさんの書いてくれた黒い厚紙で図のように 配置してあれば十分ですね。  あとランプ光が、セルや押さえのガラスで反射しないようにするには、カメラ とランプの位置を押さえガラスの長さより放すとよいです。 【断面図】     +―+ 黒   |カ| い   |メ| 厚   |ラ| 紙   +―+  \   □   / ▼ \__↓__/  ▼←ランプ(のつもり)       ← X →             ――――― 無反射ガラス    ―+―+― セル    ← X →          X:無反射ガラスまたはセルの長さ            (どちらか長いほう)   DPEより・・・

3:46:58 1992/06/26 [ 16 / 102 ] AAA00018(bran )
re;フレアの防止 セル上面への写り込みがあるといけないので、うちでは撮影台の上部に黒い厚紙を 天井板のように張り渡しています。厚紙に穴を開けて、ちょうど天井穴から覗き下ろす 形にカメラを据え付けるので、レンズへの遮光にもなっています(と思うけど…)。 【断面図】     +―+ 黒   |カ| い   |メ| 厚   |ラ| 紙   +―+  \   □   / ▼ \__↓__/ ▼←ランプ(のつもり)    ――――― 無反射ガラス    ―+―+― セル

1:27:18 1992/06/21 [ 15 / 102 ] CUAL0007(DPE )
フレアの防止  みなさん、撮影のときにレンズフード付けていますか?  今回は、フレアのおはなし。  撮影時に意図的に画面内に光源を入れる場合を除いて、太陽や照明光をレンズ に入れてはいけません。その光がレンズ内で乱反射して、被写体のコントラスト を損ねます。薄くて白い膜を画面の上に置いた感じになります。少し露出オーバ ーのような感覚にもなります。  この光をレンズに入れない役目をするものが、レンズフードです。初心者はこ の道具を軽視しがちですが、非常に重要な事なのです。アシスタントカメラマン がよく黒い板をもって、師匠のレンズに直接光が入らないようにしているのを、 皆さんも何かの機会に見たことありませんか。  非常に簡単なことなのだけど、結構忘れがちな事です。もちろん非常によいレ ンズですと直接光を入れても非常にフレアが少ないけど、メンテナンスの悪いレ ンズなどでは(中にホコリが浮いている)てきめんに出てしまいます。  30万のレンズか、千円くらいのレンズフードか。 アニメの撮影だと、レンズフードでなくても照明が直接レンズに入らないように すればよいので、黒羅紗でOK。ただ黒羅紗がレンズに入らないようにね(^^;)  こんなちょっとした気配りで、作品の質を上げることができます。コントラス トのよい画像は、それだけで観衆に訴える力が増しますからね。  DPEより・・・

19:49:00 1992/06/19 [ 14 / 102 ] AAA00012(Neco )
Xデー  Xデーに関してはひょっとするとCG連は強いかも知れません。 大阪に支部がありますし、数年後には太田さんがZC持って明石に 越して来るてはずになってますし。  CGAのデータは全て電送できますから、東京支部や四国支部あ たりの作品を電話回線で送って貰って明石で撮影、フィルムはバイ クで一路大阪へ、ということも可能ではあるでしょう。  でも、それ以前に作品を作ってる人が少ない...。 -- Neco

3:34:18 1992/06/19 [ 13 / 102 ] AAA00019(Onogin )
Xデー 今回のXデーは水曜日の午後1時まででしたから。 まさか、まだ撮影しているなんていう人は→大阪 > 土曜の休みに気を付ける位なら、火曜日をXデーにしたほうが確実ですね。 それと、祝祭日が間にある場合は不安定ですので(普通祝日の分だけ を加算する方式らしい)、この前のゴールデンウィーク前にオープニ ングのフィルムを持っていったら一週間かかってしまった(^_^;) (土日も現像は休みだから加算されるみたい) ・・・とこれは8mmの方だよなぁ〜。 私は今日の3時頃柴崎へフィルムを取りに行きました。 7本も消費したのだが内6本は内輪の実写(笑) 今回は、メイプルやここでいろいろ撮影技術を伝授してもらったおか げもあって、たいへん綺麗な仕上りになりました。 まず、ZC1000を10年ぶりにメンテに出して、さらに写真電球 500Wスポット2灯立てでDEPさんが言われたフィルター(ライトの前に ぶら下げるやつ)を使用したおかげでしょう。ZCのレンズのかびも なくなって気持ち良いです。 これで、EVERGREEN の全カット650カットを取り直す決心が付きました。 本撮影はなんとか下宿の電源アンペアを多くしてもらって4灯立てで やれたらなと思っています。 以前の撮影は全部過露出だったのよね(^_^;) > 湿式の場合、トリクロロエタンの液体の中にフィルムを通し、液体に浸ってい >る状態のフィルムから画像を撮り出すので、傷・ごみの類いが写らないはず。 だったら、完成の暁にはこれを利用しよう(^_^) おのぎんZ

4:39:36 1992/06/18 [ 12 / 102 ] CUAL0001(machan )
re;PCLは8ミリをやめたがって…… もう数年前から画質がガラっと変わって、もう付き合いきれません。 とにかくザラつきは酷いし音声はバリバリだし使い物にならない。 だからそろそろ本当にお金かけてやるべきでは無いかと思ったりする。 で、料金表などあったら今度持ってきてくださいね。>KEY

1:25:02 1992/06/18 [ 11 / 102 ] CUAL0007(DPE )
湿式と乾式  テレシネ装置は、フジのは湿式で、PCLのは乾式だったような気がする。定 かでないが。  湿式の場合、トリクロロエタンの液体の中にフィルムを通し、液体に浸ってい る状態のフィルムから画像を撮り出すので、傷・ごみの類いが写らないはず。  乾式の場合は、映写しているのと同じ状態だから立て線とかは、写り込んでテ レシネされてしまう。  KEY君、課長さんに聞いてみてね。  DPEより・・・  ところで、そろそろこの話題は、製作技術の8ミリコーナーに移しませんか?

22:55:14 1992/06/17 [ 10 / 102 ] CUAL0006(KEY )
もーしわけない!!  申し訳ないというのは、私のレスのこと。  あれ、テレシネじゃなくてデュープでした。ほんとうにすみません。抜けたあとに気 が付いた。  ちなみに、テレシネ(こんどはほんと)はおそらく中2日か1日で、質は以前担当の 総責任者である東京事業所第2生産課課長に聞いたら  「ぜったいにPCLよりも良い!!!」  と断言してました。また、PCLは8ミリのテレシネをやめたがっているからやる気 がないとまで言ってました。どこまで本当なんだか。  でも、あの方がいる限り編集してくれる分PCLのほうが良いのでは?  (こんな事言ったら課長に殺される)                          KEY

22:32:30 1992/06/16 [ 9 / 102 ] CUAL0006(KEY )
現像Xデー  あれ?  おかしいな、言ってなかったか……。  うちの会社も中2日で確実にあがりますよ。本社受付に限るけど。  つまり、水曜日の11時ごろに東京事業所受付(正面から見て一番左の階段)にフィ ルム出したら土曜日の昼には上がっている筈です。ただ問題は、うちは2週に1度土曜 日は休みであるということでしょうか。最近は、なんだか8ミリ現像の不確実性(いつ 上がるか分からないってやつ)が少なくなってますんで、中2日は間違いないのではな いでしょうか。  でも、余り正確な情報ではないので……。もし駄目だったらごめんなさい。こんど、 担当の課長さんに聞いておきます。  ちなみに、録音込みのテレシネ(うちでは同録シネコピーと呼んでいる)は、土曜日 に僕に預けてもらうと2週後、つまり次の次の土曜日にもっていけます。もっと詳しく 言うと、月曜日にうちの工場にだせば次の次の金曜日には出来てます。こちらもよろし く御愛顧ください。                     すっかり宣伝してしまった。KEY

8:09:42 1992/03/29 [ 8 / 102 ] CUAL0007(DPE )
露出(1)  露出を計る装置を「露出計」というけど、2種類あります。  「反射光式」と「入射光式」です。カメラに内蔵されている露出計は、反射光 式で、この方式の露出計はとにかく計った場所を、人間の目に中間グレーとなる ように露出値を算出します。つまり写すものが白でも黒で灰色にしてしまいます 。丁度反射率が18%のグレーです。黄色人種の肌の色がだいたい反射率が18 %なので、自分の手の甲などで露出を計れば適正露出です。正確に計りたい場合 は、標準反射版なる物を用います。(コダックから発売されています)  ただ、線画のアニメを撮影するような場合、必ずしも原稿の濃さが中間グレー を中心に分布していないので、この方法で露出を決めると、中間より濃い画材で 描いたものであれば暗めの画像になり、薄い画材で描いた場合は白けた画像にな ってしまいます。  これを解決する手段として、千葉大アニメ研では、使用する画材で一番濃い部 分と、一番薄い部分(紙の色そのまま)を作ってそれぞれ露出を計ります。当然 どちらも灰色にするような数値が出ます。濃い部分は絞りを開き目に、そして薄 い部分は絞り目にとでます。具体的に、F2とF5.6みたいに。そうすると、 この原稿を撮るときの適正露出は、その中間のF2.8と1/2にします。  またちょっと手間は掛かりますが、画面上に濃い部分と薄い部分を均等に片寄 り無いように分布させ、それを計ることでも同じ効果が得られます。具体的には 、使用する画材で白と黒の市松模様の原稿を作り、それをカメラの露出計で計り 適正になるようにすればよいのです。カメラの露出計にもよりますが、たいてい 画面全体を万遍なく均等に計っているので、市松模様はそんなに細かくなくても よいでしょう。ただカメラによっては画面の中心部だけを重点的に計るタイプも あるので、要注意。ようは、露出計の測定部分に均等に白と黒があれば良いです 。  以上の方法で、あなたも奇麗な動撮や線画アニメ(千葉大アニ研では、単にペ ーパーアニメ:ペーパーとよんでいます)を作って下さいネ   DPEより・・・

1:29:38 1992/03/11 [ 7 / 102 ] CUAL0007(DPE )
R−25  千葉大アニ研が、デイライト型のフィルムを使い始めたきっかけは、実は千葉 工大アニ研の上映会をDPEが見たためです。(^^;)  はっきりいって感動的に奇麗なスクリーンでした。それで会場の係の人にフィ ルムは何を使っているのか尋ねたところ、富士のR−25ということで千葉大ア ニ研でもこれを使わなければと、その年のしりとりアニメから使いました。  それまでの千葉大は、RT−200を使っていました。DPEも何の疑問も持 たずにそのまま使っていました。なぜかというと、変に知識があってプロはタン グステンタイプを使うのが普通で、半ば常識。プロ用の映画フィルムはすべてネ ガタイプのタングステンタイプです。屋外(デイライト)で撮るときは、逆の色 温度変換フィルター(アンバー色)をカメラの前に付けます。ケンコーのフィル タでW12です。  ところが、千葉工大アニ研の上映会で目から鱗がとれた。今から考えると至極 当たり前で、低感度のフィルムのほうが微粒子だし発色も良いのです。RT−2 5があったら良かったのにね。  さてR−25に変えてから、ライトが問題になった。最初は、デイライトタイ プのランプでやっていたが光量はないし寿命も短い、というわけで一回使っただ けでデイライトタイプのランプはやめてタングステンを使うことにした。光量稼 ぐためにそれまでのフラット型からスポット型した。でもレンズの前には、フィ ルタを付けたくない、ただでさえクローズアップレンズ(ケンコーNo2)が付 いていたので。  ということで、ライトの前に付けることにしたのでした。  まあ、R−25を千葉大で使うようになって背景やセルの描画がより鮮明にな り、より観客へ画が伝わるようになったと思います。ただ「空の色」はこの前だ ったので、RT−200で撮られています。一番画力が必要な作品なのにね。(^ ^;)  今回は、この辺で。  DPEより・・・

4:53:42 1992/03/07 [ 6 / 102 ] CUAL0001(machan )
デイライトはライトの焼ける臭いが…… なんだか懐かしいなぁ。デイライトってタングステンに比べて 臭いが強烈ですよね。 僕は初めて8mmを使ったときデイライトだったから、あの臭いには 非常に思い入れがあるというか、ノスタルジーというか、原点というか なんかいいですよね。焦げ臭いの。

3:52:32 1992/03/07 [ 5 / 102 ] AAA00008(FUL )
デイライトのランプ あー、僕もよく泣かされたなぁ。 おともだち撮影してたとき、ランプの使用時間間違えて記憶してしまって 半分取り直してしまった。 BRY_FUL

12:18:38 1992/03/03 [ 4 / 102 ] CUAL0001(machan )
色温度変換フィルターはデイライト相当 う、入りきる様に訳したら変なタイトル。 通常、R25のフィルムを使う時にはデイライトを使用しますが、あれ って寿命が短いんです。たとえスライダイック使って丁寧にスイッチ入 れても。10数時間しか使えないんですよね。 あと他に方法としては、レンズの前にフィルタをかます、訳ですが、露 出測定に不安がある。と言うことで、コストも結果的に安くなる変換フ ィルムを買って、ライトのカバーを利用して前に装着しております。寿 命の長いタングステンライトを使えて、なおかつ撮影面で露出が測定出 来るのです。(露出計は必需品。メイプルにも書いてあったけど、ZC 内蔵のは1絞りずれる様ですね)。あと標準反射板も、例えばペーパー 用には特別に自分達で市松模様を作って使っています。これはDPEさ んの発明品で、おかげで従来に比べてストロパでは格段に画質が向上し ました。(あ、ペーパーでR25を使ったのもすとろぱが最初か)。 ところで千葉大の場合、タングステンのスポットタイプ300w4本位 で撮影するので、明るさとしてはフィルター分を引いても結構あります ね。その辺が結構他のサークルと違うかな。(でもセル作品だと露出が 4くらいにしかならないもの不思議だ。透過光も暗い)。

4:24:06 1992/03/03 [ 3 / 102 ] AAA00019(Onogin )
ふむふむ これは、参考になりますな〜。 > たぶんKEY君の言っている色温度変換フィルターは、ライトの前につけ 私はライトの前につけるフィルターは使ったことないので ためしてみたいな〜 > > 売っているところで一番わかりやすいのは、たぶん銀座の伊東屋(画材店 まえに「ウォ〜クライ」の先輩に聞いたことがあるけど、 すっかり忘れていたのだ。助かった。 > このほかにも、レンズの前に付けるタイプがあるけど、これはたいていの レンズの前に付ける奴ならよく使ってますけど、やはり、 解像度が低下するそうで、できればライトの前の方がよ ろしいみたいですね。 #こうゆうボードがあると,アマチュアアニメーって感じでとってもいい! おのぎんZ

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