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Note 5 アマチュアアニメ制作に関するコーナー。 ( knowhow ) [ RESPONCE: 13 of 72 ] Title: 3dCG作成の話:3dcg Subject: 制作日記 Bytes: 3399 Date: 1993/08/28 01:30:12 Author: AAA00093(新明解 ) その後の3DCG制作日記。 女の子が戸をあけて、そのあと、ラップトップパソコンへのズーム。ここまで のシーンができていたが、そのあと、自分のホストのメンテナンス等に時間を とられ、Amigaはあまり使っていなかった。 とりあえず、そろそろハードディスク容量が少なくなってきたので、リムーバブル ハードディスクパックを買ってきた(Syquest社の88Mバイト)。 まだMOよりは安く上がっているかなと思っていたが最近MOが極端に安くなって きたのでそろそろ危ないかな(笑)。 それにMOを持っていればもっとデータをもっと気軽に保存できるかな。まあ いいや。安いか高いかよりも、いい作品が作れるか作れないかの方が重要だから。 で、久々にImagine(3Dソフト)を使い始めた。今回は女の子が歩くシーン。 まず、歩くサイクルオブジェクト(繰り返し動くオブジェクト部品)を作らなければ ならない。これが大変そうだった。 とりあえず、歩きの動きを自分の本能のおもむくまま作ってみた。試しに動かして みるとやたら変だ。 やっぱり参考文献を見よう。というわけで、おもむろに取り出したのは 葛岡 博著の「実践アニメーション中級編」という本。これに歩く動きのスケッチ がある。これを元に以前に作った人体の部品を手足動かして、動きを決めていく。 やはり、動きのシーンは参考書があると非常に助かる。 キーフレームを作れば、あと中間のフレームはソフトが自動で作成してくれる。 これを最大限に利用した。まず一番足が曲がっているポーズと一番足が伸びている ポーズの計4ポーズをキーフレームとした。これで試し書きした。キーフレームが 少ないんじゃないかと思ったが、結構ちゃんと歩いているぞ、人体モデリングを 以前にしっかりやっといてよかった。 それで、部品ができたので、これを部屋の中に配置する作業に移った。まず、開始 位置と終了位置を決めて、あとはその間を何歩で歩くかを指定する。まあだいたい 5・6歩かなということで、3サイクルにした(かなりいい加減) フレーム数は50フレームにした。 カメラは歩く人体を移動せずに向きを変えて追っかけるように指定した。 (アニメ用語でいうと付けパン) 人体の前方に空間をあけるようにカメラ位置を調整した。画面が安定した感じに 見えるだろうか。 それでワイヤーフレームで試し書きした。結構試し書きだけでも時間がかかる。 (10分くらいか) おお室内でもちゃんと歩いているように見える。ただ地面を滑っている感覚がある かもしれないが、あまり気にならないようだ。 (私がわからないだけかもしれない。(^^;) その後、戸をあけるシーンの手の向きがおかしかったので(これは友人2名に 指摘された。やはり事前に試し描きは人に見せておいたほうがいいと痛感した) これをちょっと直した。まあ、あまりうまく直ってないが、以前よりはましに なったろう。 というわけで、ここでレンダリング。736*241の24bitカラー画面を140枚レンダリング させた。そして私は眠った。 朝起きると、レンダリングは終了していた。できた映像を確認するとき程、不安な こともない。まず24bitファイルをDCTVというカラーボード用のアニメーション ファイルに変換する。元データは全部で25Mバイト近くあるが、アニメファイルに すると、3.5Mバイト位になる。いつもながら圧縮がありがたい。 再生してみると動きはまずまずの出来だった。問題は歩く部分で背景が流れるのが あまりスムーズでなく、見ていてちょっと疲れる。コマ数を増やすと、アニメ速度 が上がらないし、ここが限界か。困ったもんだ。まあ、技術限界だから仕方 ないことだ。まあ、他の人に意見を聞くことにしよう。 というわけで次のシーンを作らねば・・、なんて色々やっていたら、突然ソフトが 暴走した。ううむ、ソフトにバグがある。さすがに200フレーム近くデータを 作ると問題が生じてくるのか、この先ちょっと不安になる新明解であった。                          新明解