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Note 7       アマチュアアニメに関するコーナーです。
 ( amateur )
TITLE: 上映会22:kenren22 (Closed)
[ BASENOTE with   61 Res ]
Date: 1991/10/30 17:04:28  Author: CUAL0002(FPG             )

 第22回 アニメーション研究会連合 合同自主上映会のおしらせ。
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16:50:00 1992/04/16 [ 61 / 61 ] CUAL0001(machan )
夏上映会 メイプルの方では告知があったみたいですが、 既に前回の上映会で予告してる通りだから、 ここのネットでも既にお伝えしているとおりです。 6月21日(日) 豊島公会堂 そうか。東工大は空調が使えないからここにしたんだって。 それから名作上映会の時は営利目的だったから借りる金額が 高かったけど、今回は非営利だから半分くらいなんだって。 これはベースノートを開いたほうが良かったか? 新しい上映会の開かれる度に活発な議論が起きるといいですね。

15:16:20 1992/02/21 [ 60 / 61 ] AAA00008(FUL )
好きな作品かぁ そうか・・ 実は素人作品で、悪意のないものなら何でも好きだな。 しりとり作ったり、習作作りつづけてるその行為の結果としてのフィルムを 見るのは好きだからなぁ 別に出来がどうかとか、あまり考えてないから。 でも、初めて「サザエさん」見たときは、馬鹿野郎と思ったけど(若いなぁ^^;) FUL 特に好きなものあげれば「PRESENT」、「ダイコン3」かな

18:25:42 1992/02/17 [ 59 / 61 ] AAA00012(Neco )
真面目と言われてしまって...  私だけ不真面目な話を展開してるような気もしますが、これでも 一応作り手のはしくれとしての見解も踏まえての意見ですので。  ま、十人十色なので、特定のジャンルを偏愛したり、特定のジャ ンルを拒絶したりってのは個人レベルでは仕方のないことです。私 が言いたかったのは、飽くまでも研連全体としてそういう偏りが出 始めるとやだなってことですから、作り手も受け手も自分の好きな ジャンルを追求して差し支えない訳です。  ただね、作り手さんが余りに客の反応を意識し過ぎたり、受け手 が自分の趣味を執拗に要求したりというのは余り気分が良い状況で はないと。この双方の一致を無理に合わせようとするのは商業用ア ニメだけで沢山です。  私は在学中何だかんだで殆ど毎回出品してましたが、アンケート 何位だとかいうのよりは、自分の演出意図が十分に伝わったかどう かの方がよっぽど気になりました。例えそれが受け手の求めていた ものでなかったとしても、自分の言いたいことを言って、それがそ のまんま受け手に伝わっていれば、作り手としては一通りの満足は 得られる訳です。  一人でも多く「いいね」って言ってくれる人の多いに越したこと はありませんが、たった一人でも想いが伝わっただけでも嬉しい訳 です。この純粋な満足感が、アマチュア作家の原動力の基本なんだ と思っています。  もちろん、この先にはより高度な演出テクニックやら、想いの深 く込められたメッセージ色やら様々な課題が待っている訳ですが、 基本はこの自己満足でしょう。自己満足だけに終始していては何も 始まらないかも知れませんが、でもこの自己満足から全ては始まる んですよね。  そういう意味あいを込めて、昨今の研連上映会は基本を忘れてる んじゃないかって危ぐしてたんです。何かね、足りないんですよね。  ま、想いを大切にしましょってことです。 -- Neco

15:38:36 1992/02/16 [ 58 / 61 ] CUAL0002(FPG )
FULさんの意見かあ。  確かに興味がありますねえ。  この世にFULさんの作品が好きだ、という人は数知れずいるわけですが、  FULさんがどんな作品が好きなのかっていうのはあんまり知られてない  ですもんねえ。(そりゃそうか)  というわけで、ひとつ聞かせてやってください。  よろしくお願いします。                          FPG。

2:06:32 1992/02/16 [ 57 / 61 ] CUAL0001(machan )
ぜひFULさんも参加なさって下さい 研連アンケート1位作品を同一人物が何回も取っているという、いわば 伝説のFULさんな訳ですから、ぜひ意見をお聞かせ下さい。

20:59:54 1992/02/15 [ 56 / 61 ] AAA00008(FUL )
みんな真面目だなぁ 感動してます。 もうこの手の話しが真面目に話されているなんて。 もう思い出の中にしかなかったから。 FUL でも、僕が現役時代はもっと不真面目だったな^^: まぁ、ダイコンみて、「Let's go・・・・」なんて作ってましたから

18:38:50 1992/02/14 [ 55 / 61 ] CUAL0002(FPG )
千葉大アニメ研現役の意見  は、部室に置いておいたプリントアウトを、  前渉外の伊東くんが持って帰ってしまったままですので、  ちょっと回収がおくれています。  急がせますのでもうしばらくお待ちを。  (最低限、彼の意見は紹介できるでしょう。)                      FPG。

18:15:10 1992/02/13 [ 54 / 61 ] CUAL0001(machan )
転載ありがとうございます さて、ここしばらく書き込みが無かったこのノートですが、みなさんも う意見はありませんか? 僕の意見については今時間がないのでまとめられないのですが。

15:24:38 1992/02/13 [ 53 / 61 ] AAA00019(Onogin )
もう少し つっこんだ感想ですね。 ... 9thのほうが僕の評価が高かったのは、 warmの話が結局分らなかったからですけど、 まあ、あのとき徹夜あけだったこともあるし、 はたして、皆が分らないのかと言うとそうでも ないでしょう。  ただ、冴えていないとカットの割りかたとか スムーズに感じないと思います。  あとから、友達に聞いて(その人の受取方で 話が分ったのですが)、この話がわかりやすく するには、あと100カット以上は必要じゃな いかとおもいました。まちに入ってくる時の少 年の気持ちとか、民家の家に入るきっかかけに なった出来事を詳しくするとか...  でも、今はほとんど忘れてしまったのでよく わかりません。  さらに、欲をいうと、「JACK」とかを観 ると、動画が非常にいいのですが、そのレベル を千葉大には期待してしまいます。  レイアウトにしても、「warm」で何度も でてくる歪んだ家などはリテイクを出してほし かったと思います。    「ああ、ここは自己満足でやってるな」と思 われるサークルの場合は、技術とかどうでもい いいですけど、千葉大の場合、プロっぽい感 がありますので、どうしても技術に目がいって しまって、相当なできを期待してしまいます。 おのぎん

15:12:42 1992/02/13 [ 52 / 61 ] AAA00019(Onogin )
ではまず、 では、メイプルに書いた私の意見を転載します。 Mapletown 12 / 20 上映会の感想 -------------------------------------------------------------------------- 上映会が終わってもうすぐ1週間になろうとしているのに、 やはり、今回は書込が少ないねぇ。 なんだか、今回は会場全体にくらーい雰囲気がただよっていた。 ような気がする。寒かったせいもあるが・・・。 それでは、私の感想を書きます。といっても、全部ではないですが・・ ●オープニング オープニング編集の古賀さんは、こって作られたようですが、 出品作が(少ないのと)あまり面白くなかった。気がする。 ただ、あの2つめの「数T」がかわいそうだったことだけは、 印章に残った。ねたのダブリはしょうがないと思いますが、 「オナアミス」パロの方(2つめ)が先にあったら、もっと 受けたでしょう。 かにぱんは、とうとうここまで来てしまいました。(悪い意 味で)受け狙いに走ってしまったから、かにぱんの最初のコ ンセプトである、「変形の面白さ」は殺してしまった。ボディ ペインティングは、最終手段だよな〜。(これは、サークル 内の見解に近い) みんな〜。受け狙いなら、受け狙いでもいいけど、ただ笑わ せるだけが目的になると空しいよ〜。動画の面白さもほしー。 などと、手抜きのオープニングだしといて説得力も あったもんじゃないな〜。 ●超能力一直線 私は始めてみました。こういう話だったのか〜。 この中にあっては、オリジナルであることだけでも、貴重な そんざいだな〜。一応楽しめたが、作画の乱れは(狙ってい たが)気持ちのよいものではなかった。 自分たちの作りたいものを作ってるって感じで、好感が持て ます。アニ研連に加盟すると、変にこびてしまったりする可 能性もあるので、逆に地方のアニメサークルは強い。 以前岩手大の作品を見たのですが、これも凄かった。 ●9th 9回、この宇宙生命体(?)は人間に銃を引かせる。という 話ですよね〜。実は、あんまり分らなかった。最後空が光る のも・・・。(やっぱ宇宙船かな〜) セルは、大変かも知れませんが、あと一歩がんばれば、もっ とよくなったと思う。でも、やはり、(よくあることですが) コンテ段階ではもっとカットがあったのに、削ってしまった のでしょうか? でも、やっぱりカット割りって難しいですよね。僕もこれで いいっていうのが分らなくって、いつも悩んでます。 これからも、セルの作品がんばって作ってください。 ●warm 私の評価としては、9thのほうが良いのですが、千葉大は 最近特に、オリジナルに力を入れているからとても期待して います。今回は、ちょっと期待の方がうわまってしまったた ためか、なんだかがっかりしました。 まず、話が分らないことがつらいです。考えれば分りますが 深読みのレベルになっちゃいます。もっと分りやすくなった と思いますが、でも、分りやすくするとうちの作品みたいに なってしまうでしょう。テーマがデカ過ぎるので、この分数 では、絶対に収らなかったでしょう。気持ちは分るが、それ が直接伝わってくるのではなく、一寸考えてからになってし まうので、感動できませんでした。 あと、作画のレベルが・・・。パースが・・・。いわなくて も、みんながんばってるでしょうね。もっとがんばってくだ さい。 と以上3作品、私が好感の持てる作品について、ちょっとからめの批評を しました。ゆるしてくれ〜. おのぎん --------------------------------------------------------------------------

22:01:04 1992/02/02 [ 51 / 61 ] CUAL0001(machan )
OnoginさんのMapletownでの書き込み 一応Mapletownの会員で無い方にも話が通じるように転載していただけ ないでしょうか? 僕は読んだのですが。 それによると「warm」よりも「9th」に対する評価の方が高い 様ですが、もう少し突っ込んだ意見も付け足して頂けるとなお良いか と。

16:18:54 1992/01/30 [ 50 / 61 ] CUAL0002(FPG )
意見(小池ひろ) (3)  最後に私見を書きます。  私は観客として、「自分自身にとって得るところのある作品」という、極めて 自己中心的で曖昧な評価で、作品を判断しているようです。  そして、確かに最近、アニ研連上映会で、私が「よかった」と思う作品は少なく なってきました。  目がこえてきたのか、それとも節穴になってきたのかはわかりません。  私も、この4月には社会人となります。もはやアマチュア制作者でなくなった私は、 作り手の視点は完全に捨てて、観客の視点のみで、上映会を判断することになります。  現在の状況が続くのなら、「上映会に行くよりも、本を読むかNHKスペシャルでも 見ていた方がいいや」と思う日も、そう遠くはないでしょう。  でも、その行為は、アマチュアアニメのあり方を批判してのことではないのです。 つまらない番組をパチリと別の番組へ切り換えるのと同じように行われるのです。 お前はお前で勝手にやりな、と。  ああ、何たる冷淡さでしょう。  多少はウットウしくても、心配して文句を言ってくれる人たちがいることが、 どれだけありがたいか、身にしみることですねえ。                          (小池広之)

16:18:16 1992/01/30 [ 49 / 61 ] CUAL0002(FPG )
意見(小池ひろ) (2)  さて、観客であり、作り手である我々は、実に複雑な立場におかれることに なります。  仮に、観客である自分にとって不満な作品があったとして、同時に作り手である 自分は、彼らの苦労を知っているわけだし、痛烈な批判を浴びた時の口惜しさも 想像できます。すると我々は不用意に批判を加えるには微妙な立場となって しまいます。  しかし観客として、その作品に対し不満であるという気持ちは決して消えない のです。  では、どうすればいいのか。  私は、竹山さんの、「こういう作品があった。ならば、我々はどうするか、 と自問する」という最も前向きな意見に基本的に賛成します。  「アマチュアだから、自分の好きなようにやればいい。」という考え方があります。  しかし、前述の通り、そうした考え方による作品でさえも、上映会で上映するから には、批判される危険性を負わねばなりません。  少なくとも、我々アマチュア制作者以外の人間に対しては、そうした論理は 通じないのではないでしょうか。  その観客の心の中で、その作品に対しての、そしてアマチュアアニメーションという ものに対しての評価は埋め難い深さで刻印されてしまうのではないでしょうか。  「それでもいい」と言う人々を、確かに誰も止めはしません。しかし上映会に 出す意味というのがどこにあるのか、もう一度考えた方がよいのではないかと 思います。 (→つづく)

16:17:34 1992/01/30 [ 48 / 61 ] CUAL0002(FPG )
意見(小池ひろ) (1)  我々は、なぜアニ研連の上映会に参加するのか。大まかに言って、それには二 種類の理由があると思われます。    (1) 観客としての動機    (2) 作り手としての動機  (1) 我々は、観客として会場に足を運びます。その第一の目的は、「作品を 見ること」です。  なぜ、「作品を見る」のか、というその理由は、各々の人間の中にあります。  「作品を堪能し、満足感にひたること」「たっぷり笑ってスカッとすること」 「優れた映像表現を見ること」「同じ人種を確認すること」・・・・などなどです。  それぞれの価値観を持って我々は上映会に参加し、作品に対してそれぞれの 評価を持ちます。  我々はその評価を胸に抱き、あるいは友人と語りながら帰途につきます。  当然、中には不満な作品もあるのです。自分にとって不満な作品が多い場合は、 アニ研連上映会の自分の中の意義について疑問を抱くのは自然なことです。  (2) 我々はまた、作り手としても会場に行きます。その第一の目的は、「自分たちの 作った作品を見てもらうこと」にあります。  アニメーションというものは、その存在の形からしても、見る人間がいてはじめて 意味を成します。  ましてや、アニメを作るには実に多くの苦労があります。その苦労を突破した 成果を見てもらいたいという気持ちは誰にもあるでしょう。  また、そこにフィルムを持ってきた人達が、同じような苦労を越えてきたという ことも我々は知っています。そうした、作り手としての同志の存在を確かめることも、 目的の一つかもしれません。  上映会にかけることは、同時にその作品に対する賞讃を受ける幸福と、その作品に 対する批判を受ける危険を、作り手は背負うことになります。 (→つづく)

16:16:42 1992/01/30 [ 47 / 61 ] CUAL0002(FPG )
意見(小池ひろ)  以前予告しましたように、ここでの議論を文書にして千葉大アニメ研の  部室に持っていきました。  その反響の第一弾として、「warm」監督でもある現在4年の、  小池広之くんの意見が届きましたので次からのアーティクルに転記します。  なお文中に登場する「竹山さん」というのは、何をかくそう、私ことFPGです。  ・・・その他の人々の意見も届き次第転記していくつもりですのでご期待を。

15:50:56 1992/01/30 [ 46 / 61 ] CUAL0007(DPE )
DPEの感想  遅れましたけど、第22回上映会の感想です。  第一印象は幼稚だなという感じです。まあ私もいい年ですし、自分が大学は入りた ての頃は、確かに今回上映されたような作品を嗜好していた。  けれども、会全体がすべてそうなので、そう感じるのです。アニメ製作をやる大学 生は、フレッシュマン(1年生)しか残っていないのでしょうか? 中高生のサーク ルの集まりじゃないのです。大学生らしい作品が3割くらいあっても良いのではない でしょうか。  DPEは、パロディが好きです。ジオン三人組のヤッターマンも笑わせていただき ました。でもオリジナルな作品は、もっと好きです。  パロディにも大学生らしい大人の皮肉が入って欲しい。  ストーリーがなくても良いと思う。おもいっきり動いている、素材の実験アニメー ション、それこそスクリーン上映ではなく、廊下のスペースなどでゾートロープなど の古典的な手法の研究展示があっても良いのではないでしょうか。大学のアニメーシ ョン研究連合なんだから・・・  表現媒体としてアニメーションを捕らえてもよいのでは?(カナダでは国家予算が 投じられている)  テクだけあって、精神は幼稚。なんか今の日本の悪い見本をそのまま反映している 、そんな感じを今回の上映会で受けました。  うーむ、おじさんの発言だ・・・(^^;;)    DPEより (CUAL0007/NBG02461)

4:17:36 1992/01/21 [ 45 / 61 ] CUAL0001(machan )
かにぱん打ち止めですかぁ〜 でもずっと前からそう思っていました(ウソウソ)。 なにせかにぱんだけでえびてんに出たんですからね。それはそれなり に凄いことです。

21:08:54 1992/01/20 [ 44 / 61 ] AAA00019(Onogin )
ですね。 私なんかだと、やはりオリジナリティーがあるか、ないかが 気になるところで、「作品」という名前が付くんなら、やはり オリジナリティーがいかに出るかだと思っちゃいますね。 パロディーは、「作品」と呼べるかどうか、もとい、私が 「作品」と呼びたいのは、やはり、オリジナルだったりする。 ただし、パロディーの方も好きで、こちらだと、演出の仕方 見せかたにこります。かにぱん「バルタン」の時も、音楽を コマに分解して、どの様なカット割でもっていけば意外性が でるだろう、とか、コマ単位の絵コンテを切って、ノーカットで 撮ったわけです。 今回の「キカイダー」は、完全に客に媚びたもので、かにぱん が出ればある程度、笑うだろうという考えものと作られています。 それでも、カット割には試行錯誤したらしく、これだけを作る のに、フィルム3本を費やし、1週間くらいかかりました。 わたしは、手伝わなかったのですが、口は出しました(笑) 案は新入生が出したんですが、まぁ、だれでも考え付きそうな ネタですね。まあ、これが「かにぱん」の見納めになるでしょう。 変形して何かになるという、不自然でないもっていきかたが これ以上考えられないので、仕方ありません。 おのぎん

19:05:10 1992/01/20 [ 43 / 61 ] CUAL0001(machan )
痛切に感じます >しかし、これに参加してくれた人達のためにも、続ける >べきか、参加してくれた人達に新しい作品に移行して >もらって、彼等の作品というものを作ってもらうべきか >悩んでおります。 これ、非常に身近に痛切に判ります。 千葉大の場合(まぁ現役では無いですが敢えて僕が言うならば)、そ の問題は有る事は有るのですが、人員が豊富な分、一気に消化してし まう事も可能なんですよね。作品のメインの人間だけでも作り続けら れる、という環境が、「70ftのショートケーキ」等の完成を可能 にしたと言う事も出来ると思います。「warm」の場合は殆ど監督 独りの力による所も大きいのですが、それでも消化作業としての作画 や仕上げは、やはり人数が効いていると思います。足掛け5年……そ の言葉の重みは我々以上にのしかかっている事と思いますが、「ナナ ショー」も準備稿の段階から数えるとやはり5年です。って、アニメ と比べてもあまり比較にはならないですが……。千葉大がもし少人数 サークルになってしまったら、恐らくたとえ1作品のみのラインにな っても製作を続けられないと思います。作業量って非情ですね。

18:20:26 1992/01/20 [ 42 / 61 ] AAA00019(Onogin )
ははは 初めまして、おのぎんともうします。 だいぶん前にZさんから電子手紙を受け取って、 そのままになっていました。ごめんなさい。 ここには、MUK さんもいらっしゃるし、NEKOさんも、 いらっしゃるんだ。 実は半年ほど前、一度ここを読んで、その時は、 なにも書き込みが無かったんで、ID をとらなかった のですが、 今日 再び入ってみると、非常に面白い議論が展開されて いるので、感動しました。 千葉大の制作態度は以前から予測できましたし、 WAFLも同じようなことを考えていました。 『EVERGREEN』もそんな感じで作り始めて はや5年目に突入して大きな壁にぶち当たってます。 こんなに、本格的にアマチュアの制作に対して、 語りあえるネットは、私の知る限り他にはありませんので、 これから、率直な議論に参加したいと思います。 おそらく、22回の感想については、MAPLE の私の 感想も皆さん読まれていると思いますが、なにぶん 言葉たらずでムカついたかたもいらっしゃると思います。 でも、率直な意見ですので、そちらを読まれた方は、 そうとらえて頂ければうれしいです。 問題は、どうすれば良くなるかですからね。 わたしの作品についても、いろいろ本心を言ってくだされば ありがたいです。とうぜん、前半だけではまったく分らなか ったですし、TVアニメを見慣れた方なら、なんてタルい作 品なんだと、思われたと思いますが、 私もそう思いました。はっきりいって、ショックでした。 どうすれば、良くなるのか考えて、後半の絵コンテをすべて 書き換えて... 、絵コンテだけでも、これで2年間くらい 時間を使ってしまいました。 しかし、根本的な問題が深くあるのです。 それは、私たちが目指しているものと、私たちの実力の ギャップです。『EVERGREEN』のような作品は、 「台詞」で感情を表すことを否定しているにもかかわらず 動画の、特にカット単位ではなく、シーン単位での表現 能力が不足しているのです。それが、分って最近続ける べきかどうか、内心悩んでいます。 不可能なことをやろうとしていたわけですから.... しかし、これに参加してくれた人達のためにも、続ける べきか、参加してくれた人達に新しい作品に移行して もらって、彼等の作品というものを作ってもらうべきか 悩んでおります。 長い制作期間は、自分がいったい何をやりたかったのか という根本的な所を蝕んでしまいました。 おのぎん

17:09:20 1992/01/18 [ 41 / 61 ] CUAL0001(machan )
いいよ。 でもなんでres:12からじゃなくてres:13からなのかな? (きっと勘違いでしょうけど) プリントアウト、会社でやってもいいけどどうする>FPG

17:03:12 1992/01/18 [ 40 / 61 ] CUAL0002(FPG )
ちょっと議論してみます  ちょっと長めの議論になってきましたね。  co-SYSOPの立場としてはこーいうのは大歓迎です。(SYSOPさんは大変かも)  ・・・で、現在の千葉大アニメ研の制作姿勢や実際について、しょせんOB の私やmachanさんやDPEさんが話をしても所詮リアリティのない話かと  思いますので、ここいらでひとつ、現在千葉大アニメ研に所属して活動を  している連中の話をきいてみようかと考えています。  res13〜res37のアーティクルをすべてプリントして部室に置き、意見を募って  みようかな、と。  出てきた意見についてはまたここにresとしてつけていくつもりです。  ついてはアーティクルの使用についてご承認くださいますよう、お願いします。                         FPG。

21:25:06 1992/01/10 [ 39 / 61 ] AAA00012(Neco )
Warm  一方の「Warm」です。何故これを含めて千葉大の一連の作品 に「想い」が感じ取れなかったかを話します。  「FF3」の制作精神は、「好きだから作るんだ」に終始してい る感があります。これも一長一短あるところですが、妙に観客に媚 びたり伝え方に凝ったりしない分だけ、少なくとも「好きなんだ」 という想いだけは伝わってきます。  他の種類の気概やメッセージの類いは伝えることは出来ませんが、 伝えることを一本に絞った分だけ、ストレートに伝わってきます。  ところが、これでは普通満足できないので、作り手はテーマだの メッセージだのというものを含め、これらをいかに観客にアピール するかという点に尽力を注ぎます。  観客の方も、そういう作品を観ると、何かメッセージが含まれて いるものだと思って、それを見つけようとしますよね。ところが、 これがうまく伝わるには、演出力というものが必要になります。  こちらは変化球ですから、技術が稚拙だとキャッチャーミットに ボールが納まらない訳です。  そういった違いから、元々千葉大作品の目指すものは、大変難し いというハンディがあるのです。つまるところ、「Warm」のレ ベルではこのハンディが克服できていない訳ですね。  無理もありません。だって、このハンディは、プロの熟練した制 作者たちでさえ困難なハードルなんですもの。  そういった意味で、私は「アマチュアなんだもの、妙に片意地を 張らないで素直になったら?」というスタンスの発言をしたまでの ことです。  ま、飽くまでも1スタンスに過ぎませんけどね。 -- Neco

21:06:46 1992/01/10 [ 38 / 61 ] AAA00012(Neco )
FF3  FF3に限って言うならば、何故あれに「想い」を感じたかと言 いますと、あのシーンは原作で一番私が嫌いだったシーンだからで す。  吉田戦車にも叩かれた「最後のダンジョン2時間の彷徨」の果て のシーンです。私は5度目の挑戦でようやく拝むことができました。  「頼む!許してくれ!」「もう2度とFFなんかやるもんか!」 といった悲痛な叫びを何度あげたことでしょうか。他が良かっただ けに、あのシーンがとてつもなく嫌なものとなりました。  本来なら大団円の感動の名場面のはずなのに、ゲームとしての足 かせが、それを見事にぶち壊してくれて、感動どころかやれやれと いった気持ちが精いっぱいでした。  ところが、あのオマージュでは、ゲームの足かせをとっぱらって、 「感動の名場面」に仕上げようという試みがなされてました。ゲー ムをやった者ならではの感じ方ですが、その「試み」に気概を感じ とった訳です。  作り手の想いにあったかどうか知りませんが、私が勝手に憶測す るに、折角のストーリーを台無しにしてくれた例のシーンを作り直 すことで、全体としてもっとFF3を好きになろうとしているよう な気がしたんです。  お話としてはありきたりだし、ただのパロディと捉えられること もあるでしょうが、「何故この作品は作られたのだろうか?」を考 えた時に、こういった「想い」が見えてきた訳です。  あと、私がゲーム性による足かせに気をとられていて見えてなか った部分を見せてくれたので、稚拙な表現手段ながらも評価の対象 とした次第です。  少なくとも、笑わせようとかいった下衆な下心があった訳ではな さそうだし、本当に好きじゃないと作れない作品だと思いますよ。 -- Neco

15:48:02 1992/01/08 [ 37 / 61 ] CUAL0002(FPG )
re:オマージュ  そういう意図で作られた作品ではありませんので、正しく言えば  もちろんオマージュではありませんねー。  ただ、「名作アニメ(日ア)が好きだ」「[warm]は名作アニメに似ている」  という2点については監督本人も認めるところですので、合わせて一本、というか  「認定」オマージュ、というか、そんな感じでとらえてもよかろーかと思います。  「サイテイダー」はオマージュというよりはパロディのつもりです。森脇有紀は  基本構想の段階ではほとんど参加しておりませんで(なにしろ急でしたもので)、  企画は主に私とスエキチとアキラでやってました。  枚数はセルで64枚。作画枚数にするとこの1.7〜1.8倍くらいでしょう。  こればかりやっていても困りますが、たまにはいいかもしれませんね。           「サイテイダー」演出家(=脚本)  FPG。 ところで上映会のときの「サイテイダー」はほとんど無視されてしまったのでした。

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