Basenote Title Index             Browse Mode

Responce Title Index             Last Responce

Previous Responce    <-    ->    Next Responce


Note 5 アマチュアアニメ制作に関するコーナー。 ( knowhow ) [ RESPONCE: 11 of 72 ] Title: 3dCG作成の話:3dcg Subject: 制作日記 Bytes: 2781 Date: 1993/07/29 23:15:06 Author: AAA00093(新明解 ) こんにちは新明解です。 いつもは3DCGの講座的記事を書いていますが、今回は自分の制作状況と 世間話です。(ネタ切れという噂もある(^^;;) < 制作状況 > うう、進まない・・というか、時間としては結構かけてるのだけど、作業が非効率的 でなかなか進まない。 今作っているカットは少女が戸をあけた後、部屋のなかのラップトップパソコン にカメラズームというシーン。 部屋内部の各種オブジェクト(ステレオ、ベッドなど)はすでにかなり時間かけて 作ってあったし、少女のオブジェクトなんかはもう5月頃作った古いものだ。 そういうわけで、今回は動きの部分を中心に制作を行なった。 しかし、最初、全体で何コマにするかも全く考えていなかった。アニメ制作の 日が浅くどのくらいがちょうどいいか予測できなかった。やってみないとわからない。 作業はかなり手こずった。まだ使用しているソフトのクセ(バグに近いものもある) がまだマスターしきれてなくて、(もう旧バージョンから数えて、使い始めて 2年くらいになると言うのに・・・)失敗が多かったのと、オブジェクトが多く、 動きをマウスなどで決めていく作業時の画面の再描画時間がかなり遅く、これが ネックになった。さらに動きの確認のための試しレンダリング(ワイヤーフレーム) の時間が思った以上にかかった。 手の動きは何度もやり直したがまだ不自然になった。戸の動きとうまく合わせること もうまくいってない。 ズームの方は簡単だった。カメラ位置の開始点と終了点を決めるだけでよかった。 結局、コマ数は戸を開ける動作が45コマ、ズームが45コマで計90コマになった。 アニメ再生速度は調整可能なので、時間をどのくらいにするかは今後調整すること になる。 とりあえず、ひととおり終わったので精細描画してみた。(あとでこれを見てさらに 修正を加えていくのだが)計算時間は768*241の24bitカラー90枚で4時間くらい かかった。結構簡素な画面なので、時間はかかっていない方であろう。 (ちなみにマシンはAmiga 2000 + 68030/68882 50MHzである。Amiga4000なら3時間 以下になると思う) 再生してみるとなんかフルカラーのわりに画面が淡泊になっている。もっと色を調整 しないといけないようだ。そろそろ、24bit簡易表示するDCTVというユニットの クオリティが気になってきた。色がにじんでしまうのだ。(コンポジットビデオ 出力の宿命かもしれないけど) また、使っているディスプレーの品質もあまり良くなくて、どうも色がきれいに 出ない。ううむ、いま買い替える余裕はない。 (実はコンポジットビデオ出力を確認するモニタが10年前製造の家庭用テレビ。 なんとRFコンバータで見ている。これはいくらなんでも・・) ハードディスク容量も結構問題になるが、1枚あたり24bitデータだと、150K前後 になるデータもDCTVを利用した圧縮後(クオリティも落ちるはず)は、なんと 20K程度になってしまうので、90枚でも2M程度でまだまだ余裕がある。 (リムーバブルハードディスクを使用しているので、足りなければ買いたす) しかし、最終的には自分の気力&能力との戦いが一番の問題になる。アニメは 本当に大変だと痛感させられる毎日であった。(世間話に続く)                      新明解