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Note 4 アマチュアアニメ制作に関するコーナー。 ( knowhow ) [ RESPONCE: 56 of 97 ] Title: セルワーク:celluloid Subject: トレス3:ロットリングによるトレス Bytes: 1608 Date: 1993/05/31 15:29:52 Author: AAA00019(Onogin ) ・0.125mm厚のセル+ロットリング(イソグラフ)+フィルム用ffインク WAFLでロットリングは、ペンでは潰れてしまう恐れのある細かい部分がある場合 に使う。キャラクターの目だけはロットリングでやることがある。また、トレス 線のかすれの修正には重宝。 ●方法 まず、ロットリングはイソグラフとラピッドグラフが使いやすい。 この両者の違いはラピッドグラフがカートリッジ式のインクを使う のに対し、イソグラフはタンクがを取り外しチューブ式のインクを 使う点にある。一般的にはラピッドグラフの方が便利だが、フィル ム用のインクなどはチューブによって供給されているために、イソ グラフの方がよい。 インクは、ノーマルとfとffの3つがあり、fかffを使うと触 っただけで剥がれなくなる。ノーマルはティッシュでサッとふいた だけでどんなに乾いていても取れてしまう。fやffはその点だい じょうぶなのだが、イソグラフ本体の中で固まってしまう危険性も 強い。一度使ったら完全にインクが切れるまでよく水洗いをしない とまったく使い物にならなくなる。 線の太さは0.2〜0.5mmまでの物が良い。私は0.2mmくらいがちょうど よいと思う。 線を書くには、常にセルと垂直になるようにしないとインクの出が 悪くなるばかりでなく、セルに引っ掛かって折れることがある。 そうなったら、ロットリングは針が一番高いので、本体を買い変え るのと対して変わらない。 ペン先がデリケートなので手の少しの振動が線として表れてしまう。 したがって、ロットリングではまず真っ直ぐな線が引けるようにな るのが難しい。それさえできれば、線の均一さにかけては他のどの 方法よりも手軽で確実である。 ●表紙やポスターに使用する場合 ロットリングの線は細いので別に裏トレスしなくても、線の色が多 少灰色になってもかまわないと思う。