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Note 10 アマチュアアニメサークル情報。 ( circle ) [ RESPONCE: 17 of 167 ] Title: 早大アニメーション研究会:wafl Subject: re;わはは Bytes: 2876 Date: 1994/05/24 18:56:28 Author: AAA00019(Onogin ) >わはは、画力で勝負かぁ:ー) なんだか笑われてしまったぞ。 ま、確かに奥沢さんたちに画力で勝負をかけようなどとは思っていない けど... でも... たとえば、Evergreen が研連で良い意味で評価されているのかどうか、 監督である私にも良く分らない... なんだか釈然としないところがあっ て、それはもちろん本編では(完璧版とはいえ)余分とか説明過多とか いえる部分があることが十分分っているけど、そういうところって思い 込みがかえって強いからアマチュアでやっていて最低限観客の事を考え てやったつもりだけど、切らなかった部分というのはあります。 例えば、砂漠でBが水を探し回るところから腕を痛がるようになるまで は絵コンテの段階では音楽を流して30秒ほどで場所を変え時間の経過 をテンポよくしてやる予定だった。実際にスタッフがあげたカットはB の苦しさをスローテンポで、そこに立合ってジーっとカメラが腰をすえ て眺めているようになっていた。これはAnimaxのラインテスト段階です でに分っていたんだけど、ここには、さんざん僕たちが話し合っていた Bの成長の課程への思い込みが出ている。同様に、海に到達する前のと ころの幻影のシーンについても僕たちにとっては「別れの深層心理」の Bの中にある今までのAへの視点が変化したという大切なシーンなんだ けど、これをいかに説得力ある見せ方でできたかというのがかなり悲観 的な結果ではないかという不安があるんです。 なぜ、いつまでもそういった忸怩たる思いがあるかというと、やはり、 結局Evergreen が永年の念願であった研連の上映会で上映できなかった という思いがあるからなのです。 結局、実際の評価というものがどうだったのか感じられないでいるので す。ビデオを買ってくれた人も、完成版のEvergreen を見てから買って くれた人は少ないと思います。ビデオをみてどう思ったのかのレスなど は上映会と違ってありません。だから、どうしても悲観的な見方になっ てしまうのです。 ただ、最近わかったことは、これをやってて絶対に良かったと思うこと ができるようになったのですが... 。 ちょっと、話しがズレましたが、結局本来のEvergreen の微妙な人間心 理のドラマというものの形が、己れの画力・演技力のなさからそれとは 少し違うものに変化していったというのが心残りなのです。 だから、画力で勝負をしたいとはサラサラ考えておりませんが、画力を 上げたいと思っています。とにかく、書いても書いても自分の絵は満足 できませんから、このまま動画を書いていったら途中で投出したくなる に決っています。個人作品ならなおさらなのですが、せめてEvergreen とそっくりの顔体からは脱却したいと思っています。 何書いてもEGキャラだと言われていますから... 今は。 >アマチュアだったら、アイディア発想で勝負して欲しいなぁ 僕が一番興味があったのは、そして今でもあるものは、人間の心理描写 なのです。Everではどこまで巧くいったかわかりませんが、画力という より演技力をなんとかせにゃぁ。と思うようになった。 その何とかしたいという思いそのものが、新しい作品を作りたいという 原動力になってきているんだと思います。 ここ数年Ever以外の企画には全く手をふれていなかったから何とか新し い発想をしたいと思いまして。 おのぎん