Basenote Title Index             Browse Mode

Responce Title Index             Last Responce

Previous Responce    <-    ->    Next Responce


Note 52 アマチュアアニメに関するコーナーです。 ( amateur ) [ RESPONCE: 31 of 66 ] Title: アニ研連第3回名作上映会 Subject: 名作から帰ってきました Bytes: 2945 Date: 1999/04/05 01:18:37 Author: INETGATE(ONOGIN ) Author's name: ONOGIN (send Mail) (goto HomePage) ---- WASH Ver.-0.0.0 ---- 久しぶりで皆さんとあえました。 とはいえ、半分はAAAのオフと似通ってますが。 そういえば、machanさんはもうハワイに到着したのでしょうか?? 自分の作品については、もうこれで思い残すことはありません。 やはり、EGがきちんと終わってなかったから、次の企画が進まな かったんだということが、今の精神状態からも明らかです。 「風の詩(うた)(仮)」は、シナリオは完成しててスケッチも数十枚は 書いてて、あゆ君にもスケッチを書いてもらい、絵コンテの前で、 (またEGのように眠いカット割になるのでは)という不安のため中止。 「チェーン」は、友人にシナリオを書いてもらって、ラフスケッチを数 枚書いてもらったところで、絵コンテに移れず中止。 「ラブリー愛」も、友人にシナリオを書いてもらって、キャラ設定で 数十枚買いて、字コンテに進み、絵コンテをラフで書いたところまで いったんだけど、やっぱり不安になって中止。 ようは、EGがなぜ眠い作品になってしまったのかが自分でわから なかったために、従来の演出論法でいけば、二の舞になるのでは ないかという危機感から、作品作りを躊躇させていたのだというこ とが、本日はっきりとわかりました。だって、やっと「作りたい」という 気持ちがでてきたもん。 編集によってタルさを減らすことは出来ましたが、全てを取り除く ことはできませんでした。 基本的に「絵」としての魅力が出るほどに1枚1枚の原画を磨いて いなかったので(なにせとにかく終わらせることのみを選んだ。 秋山氏いわく「名誉ある妥協」)、演出意図を消化できていないカット が連続しても、伝わらなければ結局はタルく感じるだけなので、 でも、なければつながらないですから、全てを切ることはできなか ったのです。 ただ、当時は、本当に「絵になっている」という言葉の意味が分か っていなかったということがあります。今は仕事が仕事ですし、自 分でも分かります。目の前で「絵になっていく」実況中継をあゆ君 から見せられましたし。 だから、次回作では、「絵」にこだわった作品作りにしたいと思って おります。 >「稚拙な絵を長時間見せられるのがとても嫌」 そういう理由で、おそらく EG の早稲田祭での上映も犬猿していた という時期がありましたが、「稚拙な絵」を書くこと無しに「絵になる」 絵をかけるようにはならないというのが私の実感です。 EGであゆの担当した初期のカットは、5人の作画メンバーの中で も一番稚拙でした。だけど、動きにはその頃からセンスがあったの で、私はどんどん起用しました。基本的に作画監督をすると早稲田 の場合、作品が落ちるので、直さなかったのですが、私はその時代 のそのひとの「足跡」が残ればいいじゃないかと思っています。 まあ、そういった意味で、プロの作品とは考え方は違います。 Kei君は結局、アニメを作るとどうしても「稚拙な絵」になってしまうと いうジレンマから自身の作品が作れないのではないでしょうか。 ならば、そのことがまさに「絵」の進歩の阻害となっていることになぜ 気がつかないのでしょう。 確かに「長時間」はきついかも知れませんが、だれにでも隠したい過 去はあるように、あなたにも隠したい過去を作るためにも、アニメの作 品をぜひ作ってもらいたい。(P4)