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Note 3 アマチュアアニメに関するコーナーです。 ( amateur ) [ RESPONCE: 5 of 14 ] Title: 上映会21:kenren21 (Closed) Subject: MACHANの感想 Bytes: 4676 Date: 1991/06/30 16:38:00 Author: CUAL0001(MACHAN ) MACHANの印象に残った作品です。 神奈川工科大学 「夢のなかのドリーム」 セルアニメーションで15分位ある、かなり長めの作品。 ストーリー ★★ 恋愛モノ? 出来のせいもあって赤面しちゃう 演出 ★★★ 冗長な部分があったのは仕方ないとしてやはり話が…… 作画 ★★★ レベルはそこそこですが、絵柄は嫌いです。 仕上 ★★★★ セルとしては及第点。色指定等、工夫はないが水準。 背景 ★★★★ セルとあっているし、まあ良かった。 撮影 ★★★★ 入射光など、挑戦しているところで評価。 録音 ★★★★ 長めでステレオ作品という事で、専門的評価として。 電通大まにけん 「祭灯〜まつりび〜」 セルをイメージユニットで取り込み、撮影処理を全てコンピュータで行っている。 ストーリー ★★ いやぼーん を、スレスレの所で回避している。 演出 ★★★ 撮影が上記の様になって、カメラワーク等凝っている。 作画 ★★★ まあ普通でしょう。 仕上 ★★★★★ これは、コンピュータを使ってるという点で。 背景 ★★★ ポスカラ背景を取り込みでそれっぽく見せている。 撮影 ★★★★★ 前回からは比べ物にならない程綺麗になった。 録音 ★★★ まあいいでしょう。 技術的に非常に興味があります。今後こういう方向性での研究は各サークルとも やらざるを得なくなってくるでしょう。8mmフィルムが無くなってくれば。 電通大 「カラフル少女パレットちゃん」 X68KのCGAシステム DoGAを使った映像としては、かなりのレベル。 ストーリー 評価なし 音楽に合わせたオープニングフィルム的作品の為。 演出 ★★★★ カット割という観点から。 作画 ★★★★★ CGAとして、形状と動きは素晴らしい。 仕上 評価なし CGという事で。 撮影 ★★★★★ この前後の感想と同じだが、ノウハウが確立している。 録音 ★★★ 歌にあわせているのはちょっとがんばっている所。 電通大まにけん 「アポロ」 アマチュアとしては、最高水準のCGでしょう。オチもきいてます。 ストーリー ★★★★ ギャグのオチとして評価すれば。 演出 ★★★★ 光源設定など、見た目がしっかり計算されている。 作画 ★★★★★ コンピュータの映像として。 仕上 評価なし CGという事で。 背景 評価なし 取り込みのマッピングが主なため。 撮影 ★★★★★ 美しい。TVモニター撮影のノウハウが確立している。 録音 ★★★ それぞれの元になった映画の音楽を使用。 これは言葉を無くしました。アポロの資料映像、ライトスタッフ、2001年 殆どのカットが、それぞれのパクリなんですが、おそらく狙いはそこにあって、 CGでどこまで実物の映像に近付けられるか、というのがテーマだったのでしょう。 そして、それは見事に達成されています。 CG連のメモリーとオリジンは、両方ともアマチュアCGAコンテスト入賞作品 という事で、既に見ている作品なので、ここでは評価はしません。 それにしても、電通大の時代ですね。新しい手法や方向性を開拓し、そしてモノに していっている。こういうサークルは、今、電通大しかありません。 CGというと、アニメーションからは色物的な見方をされる場合もあるのですが、 8mmフィルムの将来を考えた場合、ビデオへの移行が最も可能性が高く (実際今回はプロジェクターによるビデオ上映がありましたが)、 その際に必ず通るであろう課題に、今から取り組んでいると考えれば、 3つの作品はそれぞれ非常にその方向を明確に表現していると思います。 (特に、アマチュアでもやればあそこまで行けるという事実を作ってくれるのは、 非常にアマアニメ界にとって重要な事だと思います。) 伝え聞くところによると、電通大のパワーの根源は、打倒千葉大、 87年にアニ研連に千葉大が衝撃的な登場をしてから、ずっとそんな事を 考えていたのでしょうか…… そのあたりについては、いずれまた書き込みが あるかと思います。(今度このネットに入ってくる先輩経由で) 早稲田大アニメ研「EVER GREEN」 セルアニメーションの大作です。今回は前編という事です。 ストーリー ★★★★★ 世界観の表現など、評価する面は多い。 演出 ★★★★★ 演技までよく演出されている。 作画 ★★★★ 上の事などで。 仕上 ★★★★★ 途中、変わった仕上があり、非常に効果的。 背景 ★★★★ 書き込みが少ないが、それも世界にあっている。 撮影 ★★★ 標準的なレベルを保っていると思います。 録音 ★★★★ アフレコ作品としても良く出来ている。 もう3年位、予告編ばかり見ていた作品ですが、今回ようやく前編が見られ 非常に期待していたのですが、期待以上の出来でした。早く後半も見たいですね。 やはりセリフが入ると、かなり作品世界が具体的になってきて、ぐいぐいと 引き込まれていきます。 千葉大の「JACK」「70ftのショートケーキ」については、 身内の作品と言うことで、評価が客観的にならないので、パスさせて頂きます。