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Note 15 アマチュアアニメに関するコーナーです。 ( amateur ) [ RESPONCE: 18 of 18 ] Title: 名作上映会について考える(CG-NET←→AAA) Subject: 話をかき乱してしまうようで申し訳ないが Bytes: 1936 Date: 1992/09/06 14:45:16 Author: AAA00012(Neco )  最初に断わっておきますけど、私は別に名作上映会開催に反対な 訳ではないし、今の現役会員が何かやろうとしているのを止めよう という訳でもありません。  今ある「慣習」は主に私達やその数代前のOB達が築き上げてき たものですが、それがもし今のアニ研連にとって逆に足かせになっ ていやしないか心配なだけなんです。  名作上映会という代物にしろ、現行の運営形態にしろ、加えてア ニ研連の体質そのものでさえ、はっきり言ってしまえば私達の完全 な「趣味」で築き上げたものです。  合理性だとか経済性、演出効果、ニーズといったものを熟考した 上での結果であれば問題はないのですが、実際はそこまで深くは考 えずにその場のノリだけでここまで来てしまった感があります。  もちろん、元々志しを同じくする人々の集まりですから、一部の スタッフの趣味であっても、他の会員や上映会の観客の趣味ともあ い通ずるところがあったでしょうから、結果的にみてそんなに失敗 ではなかったでしょう。  でも、改めて考え直してみればもっと良い形を築き上げられるか も知れないという不安は残ります。  何故そんなことが気になるかと言うと、私達の代はそれまでの慣 習や体制を自分の好みで変えていったのに、それ以後現在に至るま でそれらが余り変わっていないような気がするからなんです。  アニ研連構成員の個々の考え方や態度や付き合い方なんかは明か に変わっているのに、それを覆う器だけが昔のままに見えます。何 だか自分達の趣味を後の代にまで押し付けてしまったような気がす るんですよね。  それともう一つ、私のような革新派は、現状維持だとか過去の踏 襲だとかいったことを、新しいことを考えることの放棄だと見なし てしまうきらいがあるんです。  そういった意味で「逃げ」という言葉を使いましたが、時代が変 わり人が変わっていく以上、何か新しいものは不可欠だと思います。 少なくとも新しいことを生み出す土壌だけは生きていて欲しい。  ま、最終的には現役の人間が決めることですから、OBのたわご とと聞き流してもらって結構ですが、個人的には、色々と新しいも のに取り組んで、情熱だとかパワーだとかいったものをもっと見せ てくれないと寂しいと思っているところです。 -- Neco